新型コロナウイルスの影響を受け、現在働いている会社に不安を感じて転職を考える人も少なくないでしょう。
転職活動を行ううえで、応募先から必ず提出を求められる履歴書。
かつて就職した際に履歴書を書いた経験があるでしょうが、ここでは「転職」するにあたって留意しておくべき書き方のポイントを解説していきます。

転職前に履歴書を書くとき知っておきたいこと

まずは、履歴書作成にあたり基本的なチェック事項を見ていきましょう。

書き方やフォーマットに指定がないか

応募する企業の募集要項などで、履歴書の書き方やフォーマットに指定がないか確認し、指定があればそれに従います。
ちなみに履歴書には「JIS規格」「一般用」「転職者用」など、さまざまなフォーマットがありますが、指定がないときは自己PRや退職理由を書く項目が多い「転職者用」を使用しましょう。

手書きかパソコンか

特に書き方の指定がない場合は、手書きがいいのかパソコンがいいのか迷うところではありますが、一般的にはIT関連や外資系はパソコン、老舗の企業などは手書きを好む傾向があるようですが、悩んだときはやはり手書きが無難でしょう。

丁寧に書くことを心掛ける

当たり前の話ですが、誤字脱字は社会人としての良識を疑われる可能性があるため、何回も見直して確認することが大事です。
また、手書きの場合は字体を見て入社への本気度を伝えられるメリットもありますので、時間がかかってもできるだけ丁寧に書くように心掛けましょう。

転職時に必要な履歴書の項目別の適切な書き方

それでは、具体的に項目別の記入方法を解説していきます。

日付・氏名・住所など

日付の年号は西暦・和暦、どちらでも構いません、
ただし、年号は学歴など他の欄の表記と統一しましょう。
また、「令和」と書く場合、「R」と略してはいけません。正式に漢字で書きます。
日付に関しては持参する場合は、面接当日、郵送であれば投函する日を記入します。

証明写真

証明写真は縦36mm~40mm、横24mm~30mmのサイズを貼ります。
3ヵ月以内に撮影したカラー写真を使います。スーツなどの正装着用で口が開かない状態でにこやかな表情がベストです。

現住所

番地・マンション名は略さず正しく記入します。ふりがなは数字以外に対して記入するようにしましょう。

連絡先

連絡先が現住所と異なる場合に記載します。現住所と同じであれば「同上」と記載します。

電話番号

日中連絡が取れる電話番号を記載します。
固定電話がない場合、携帯電話の番号でも問題ありません。

学歴・職歴

学歴は大学などの最終学歴のみを記入します。学校名、前職の会社名は略さず正式名称で書きます。
仕事に関する職歴は、別途職務経歴書に詳しく書きますので、企業名・部署・在籍期間・退職理由を簡潔に記入しておきましょう。

免許・資格

免許や資格は、早く取得した順に記載しがちですが、応募した企業の業務に関係する資格などを先に書くことで選考する担当者の目にとまりやすくなります。

志望動機

「この会社で働きたい」という理由を書く欄ですので、応募先への熱意が伝わるような内容を書きましょう。

自己PR

ここでは趣味などのプライベートな事柄ではなく、なるべく仕事に直結する経験・スキルなどのアピールポイントを記載しましょう。

趣味・特技

自分の好きなことや特技を書きます。
自分の人柄を伝えることで好印象を与える効果もあるため、応募企業にとって採用基準となるような価値の伝わる表現で記載しましょう。

希望欄

応募する企業に伝えたいことを書きます。勤務時間・勤務地・仕事内容・転勤の有無など希望条件があれば記載しておきましょう。

転職における職務経歴書作成の注意点

中途採用の場合は、新卒とは異なり既に数年間の職務経験があるわけですから、学歴よりも経歴が重要視されます。
したがって、履歴書とは別に職務経歴書の提出が求められるケースが多いです。
ここでは、職務経歴書を書くうえで注意しなくてはいけないポイントを解説します。

まず、転職活動を始めるときに、必ず行うべきことは「キャリアの棚卸し」と呼ばれる作業です。
つまり、これまでの職務経験や担当プロジェクト、身に付けたスキルなどをすべて洗い出すことで、それをもとに「職務経歴書」を作成します。

しかし、この職務経歴書を作成する際には大きな注意点があります。
幅広い経験を積み、多くの実績を積み上げてきた人ほど、職務経歴書で自分の良さが「相手に伝わらない」という事態を引き起こしやすくなります。
その理由は「ダラダラと長いだけでポイントが掴めない」書類になってしまうからです。
経歴が豊富な人は、社会人1年目から職務経歴を普通に並べていくと、5枚以上になってしまうこともよくあります。

しかし、職務経歴書をきちんと読んでもらえるのは、せいぜい2枚程度と考えた方がいいでしょう。
自分の強みを2枚以内に凝縮することが大切です。
それほど重要でないキャリアは省略し、重要なキャリアはしっかり伝えるなど、メリハリをつけることが重要です。

ただし、ここでも重大な注意点があります。
省略すべき「重要でないキャリア」と、厚めに伝えるべき「重要なキャリア」をどのように選別したらよいのでしょう。
しっかり伝えるべきは「自分が自信を持っていること」ではなく、「相手が求めていること」ということを忘れないでください。

したがって、複数の企業に応募する場合は、相手企業によって伝えるべきポイントを変える必要があります。
つまりは「素晴らしい実績」よりも「相手が求めている経験やスキル」に焦点をあててアピールすることが重要になります。

まとめ

転職活動の際、面接では口頭での自己アピールができますが、履歴書など書面で自分の「良さ」を訴求することは大変難しいことと言えましょう。
各欄で誇大表現することなく、誠実さと熱意を簡潔にまとめることが大きなポイントになります。

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