転職回数が多い応募者は、面接官に「採用してもまた退職してしまうのでは」との不安を抱かせてしまうこともあるでしょう。
たしかに多くの会社を転々としている人は、「忍耐力が欠けている」「飽きっぽい」といった印象を持たれてしまうかもしれません。
それが事実の場合もありますし、中にはやむを得ない事情のあった人、キャリアアップを狙っている人もいます。

採用担当者は、面接という限られた時間の中で応募者の過去の経験、そしてそこから学んだ教訓を活かして将来何がしたいのかという点を見極めようとします。

この記事では、転職回数が多い人が面接でよく聞かれる質問について解説していきます。

“転職が多い=早期退職が多い”その理由を問われる

まず、転職が多いということは、多くの会社を「早期退職」していることになりますので、過去に勤めた会社を数カ月~2年程度で退職している応募者は、「採用してもすぐに辞めてしまうかも」と面接官に不安を抱かせてしまっても仕方ありません。

面接時には、それぞれ辞めた理由が納得できるものかどうかを問われることになります。
新卒者などは、業界をイメージで選ぶため、入社後にギャップに気づくことがあります。
また、入社前に聞いていた仕事内容・労働条件などの実態が大きく異なっていた場合など、本人にはあまり落ち度がないケースもあるでしょう。

しかし、数々の会社を転々としてきた場合は、単なる「逃避」ではないのかという目を向けられます。
不満点があった場合は、それを改善しようと努力した経緯を軸に、面接官を納得させられる回答が求められるでしょう。
また、早期退職することになった原因を自己分析できているか、反省を次の仕事でどう活かそうと考えているかにも注目されます。
さらに、短期間の勤務であっても、前職ではどんな経験を積み、どのような教訓を得られたかという点についても簡潔明瞭に答えられるようにしておきましょう。

転職回数が多い人は目的と目標を明確にしておく

転職の多い人の辞めた理由が毎回「不満」であり、常に目の前の問題から逃げていたのかという点に着目して質問されることについては前項で述べましたが、反対に向上心と明確な目標があって転職を繰り返してきた場合は、面接官も「自社でも活躍してくれる」と期待してくれる可能性があります。

自分が応募したその会社が、「目標の最終地点にする」という強い決意と意欲を伝えましょう。
また、転職回数が多いからこそ、多くの経験を積んだ人材として期待される部分もあります。

たとえば、さまざまな会社のプラス面とマイナス面を見てきているわけですから、それらのノウハウを聞き出し、プラス面を自社に導入することにより業績改善に貢献することを期待される場合もあります。
面接官は自社で活かせそうな部分について質問してきますので、その企業の業種・福利厚生・組織体制・社風などを十分に研究しておく必要があります。

転職が多く職歴にも一貫性がない場合

転職回数が多く、かつ経験してきた業界や業種に一貫性がない応募者に対して採用担当者は、「計画性を持たずに仕事を選ぶ人」「飽きっぽい人」という印象を抱いてしまうかもしれません。
そのため面接官は、過去の仕事を選んできた理由と自社を選んだ理由、さらにやりたいことを尋ねてきます。

しかし、第3者から見れば共通性のない職歴であっても、本人なりに何かのこだわりを持って転職してきた場合もあります。
たとえば、「スポーツ用品店スタッフ→バーテンダー→ウェディングプランナー」という異なる業界で仕事をしてきたとします。
他者には、ただ単に「移り気」に見えるかもしれませんが、本人とっては「直接個人のお客様と接する仕事がしたい」「人の人生を豊かにする仕事がしたい」という自分なりの信念を貫いてきた場合もあります。

異業種であっても、顧客層やサービスの内容などに何らかの共通点がありますので、それらの経験を応募した会社のために活かせるということを伝える必要があります。
そのためには、仕事を選ぶ基準やこだわり、さらにその理由をきちんと答えられるようにしておきましょう。

まとめ

「転職回数が多いと就職活動に不利になる」という話をよく耳にしますが、解説しましたとおり将来の目標や目的など、いくつかのポイントを押さえておけば、必要以上に「ハンディキャップ」と捉える必要はないでしょう。
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