新型コロナウイルス感染拡大に伴い、企業にも様々な影響が出たことは言うまでもありません。
現在の仕事から転職を考えている方でも、「このタイミングでは採用してくれる会社はないのでは」と思い留まっているケースも多いことでしょう。
確かに不要不急の外出自粛や施設・店舗の使用制限の要請があったことで、多くの企業が活動の縮小を余儀なくされました。
しかし、そんな逆風の中、Uber Eeatsや出前館などフードデリバリーは、外食の自粛により需要が高まり成長産業となっています。
コロナ禍の逆風においても、社会情勢を見極めて成功している企業もあります。
転職活動においては、適切な情報を集めて転職活動を行えば、希望の仕事に就くことが可能です。
この記事では、コロナ不況の中でも影響を受けない転職先を選択するポイントを解説します。
目次
1.コロナ禍でどんな人材が求められるか
2.ウィズコロナ時代における業種別の影響
3.なぜIT関係が人手不足なのか
4.まとめ
コロナ禍でどんな人材が求められるか
帝国データバンク「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査(※1)」によると、各企業が採用活動でどのような人材を求めているかを尋ねた結果、主な回答(複数回答含む)は以下のとおりでした。
・1位 意欲的である 43,1%
・2位 コミュニケーション能力が高い 41,0%
・3位 素直である 25,4%
・4位 真面目または誠実な人柄である 19,5%
・5位 専門的なスキルを持っている 18,1%
参考資料
帝国データバンク「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査」
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p201101.pdf
2017年に実施した「人材確保に関する企業の意識調査」と比較すると、多くの企業が意欲的であることやコミュニケーション能力が高い人材などを求める傾向は変わっていませんが、それに加えてリーダーシップや主体性の高さなどを求める企業が増加しました。
さらには、問題意識が高い「変革型人材」や専門的なスキルを持つ人材を望む傾向が高まりました。
また、昨今のリモートワーク普及に伴い、「オンラインでのコミュニケーションスキルを求める」というような、今後定着していくことが考えられる新たな就業環境に適応する能力を求めている企業もあります。
ウィズコロナ時代における業種別の影響
影響大の業種
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、特に対面でサービスを提供する対個人向けの業種は深刻な影響を受けました。
飲食業や小売店、旅行関連産業などの業種で大きく求人が減少しています。
もちろん、それらの企業に商品を卸しているような業種も同様と言えます。
また、個人消費が落ち込んでいるため自動車や電化製品などが売れず、工場の稼働が中断しているメーカーもあることから、製造業全体が低迷していると言っても過言ではないでしょう。
影響を受けていない業種
コロナ禍においてはEC事業やWEB動画事業などオンラインで事業を展開している企業は、逆に需要が拡大して業績を伸ばしています。
そのような背景もあり、全体的に見てITやWEB系企業は、積極的に採用活動を行っています。
なぜIT関係が人手不足なのか
IT産業が人手不足となっている理由はいくつかあるでしょうが、IT市場やWEB業界における技術革新のスピードがすこぶる速いということが、理由のひとつと言えるでしょう。
SNSやアプリなどの進化ももちろんのこと、システムにAI(人工知能)を導入する企業も増えてきており、そのイノベーションに追従できるスキルを持った人材が広く求られています。
まとめ
冒頭でも述べましたが、緊急事態宣言に伴いフードデリバリーは成長を遂げましたが、今後、強力なワクチンが開発されコロナ禍が終息した折には、同業界の好景気が維持できているとは限らないでしょう。
将来も進化していくことに違いないIT関係の企業が、人材を探しているのも必然的なことかもしれません。
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