転職を考える理由は人それぞれです。
しかし、現実的には「人間関係」や「待遇」などの悩みから退職を決断する人も少なくありません。
ネガティブな理由で退職した場合、転職を希望する企業での面接で触れられたくない質問をされるケースがあります。
この記事では、そのような答えづらい質問に対するポイントと適切な解答について3つの事例を挙げて解説していきます。
目次
・転職活動での面接で答えづらい質問①【ブランク】
・転職活動での面接で答えづらい質問②【早期退職】
・転職活動での面接で答えづらい質問③【転職回数】
・まとめ
転職活動での面接で答えづらい質問①【ブランク】
ブランク期間が長いのはなぜですか
〈 回答のポイント 〉
前職を退職してから長い期間のブランクがあると、応募した企業からは「その間、何をしていたのだろう」との疑問や不安を抱かせることがあります。
基本的には、取り繕うとせずに正直に理由を答えます。
ネガティブな理由であれば、長々と言い訳がましく話すのではなく、極力簡潔にまとめます。
そのうえで、ブランク期間を利用して、自分の自己啓発やスキルアップに役立てていたことを伝え、マイナスイメージの払拭に努めます。
そして、その内容はできるだけ応募する企業の業務に関連付けるとよいでしょう。
病気やけがなどで長い月日が経っている場合は、現在は完治していて業務にさしつかえがないことをはっきり説明します。
〈 適切な解答例 〉
前職は旅行会社で各部門のデジタル化を推進する業務に携わっていましたが、希望していた自社サイトを運営する担当にも就くことができました。
この経験によって、Webサイトを制作する会社への転職を考えるようになり、専門的なSEOの知識を習得するため、退職しました。
退職後は、社団法人が行っているSEO検定に合格するため、専門書を購入し学習に励み、その結果SEO1級の検定に合格することができました。
現在も次のステップとしてオンライン上のセキュリティに関する勉強を続けています。
転職活動での面接で答えづらい質問②【早期退職】
前職を早期退職したのはなぜですか
〈 回答のポイント 〉
前職を短期間で辞めた理由については、事実を簡潔に伝えます。
ただし、前の会社を批判するような内容は絶対にNGです。
待遇や労働条件などの問題を長々と話しても、面接官に理解を得られないばかりか、マイナス印象を残してしまいます。
やむを得ず退職したという点をはっきり伝え、今後は応募した企業でやりたいことを実現したいという意思をポジティブな方向で話をまとめます。
「またすぐに辞めてしまうのでは」という面接官の不安を払拭するような回答を心がけましょう。
また、退職理由については「退職する前に現状の問題を改善する努力をした」といった内容とを盛り込むと、マイナスのイメージが和らぎます。
〈 適切な解答例 〉
正社員の募集での入社でしたが、実際には契約社員であったため退職しました。
人事担当者との面談で説明され一旦は納得しましたが、やはり正社員として長期的なビジョンのもとで経験を積み重ねていきたいと考えた結果です。
とは言っても短期間でしたが、以前から希望していた○○業界の最先端に触れられたことは、とても有意義な体験であったと感じています。
転職活動での面接で答えづらい質問③【転職回数】
転職回数が多いのはなぜですか
〈 回答のポイント 〉
転職回数の多さを指摘された場合、仕事への一貫したスタンスを示すとともに、その都度前向きの姿勢での転職であったことを伝えます。
過去の経験から応募している企業で役立てられるものを伝え、今後はしっかり長く働きたい姿勢を見せます。
「うちもすぐに辞めてしまうのでは」という疑念を払拭させるよう、これまでの転職に意義があったことを伝えることに留意しましょう。
〈 適切な解答例 〉
確かにおっしゃるとおり転職回数は多いのですが、よりベストを尽くして仕事をできる環境を求めての結果です。
今まで勤めさせて頂いた企業の営業手法や人脈は、今後に大いに活かせるものと考えています。
また、御社入社後はしっかりと腰をすえて、チームの一員という意識を持って働くとともに、メンバーの育成にも貢献したいと考えております。
まとめ
応募者にプレッシャーをかける質問は「圧迫面接」とも言われ、そうしたストレスへの耐性や臨機応変な対応力が見られます。
このような質問に対しては決して感情的にならず、「確かにおっしゃるとおりですが、しかし・・・」といったように、一旦相手の意見を冷静に受け入れたうえで自分の意見を述べるのがポイントです。
「転職したいが決心できない」「転職したいが自分に合う業種がわからない」などでお悩みの方は、是非一度イーチリッチにご相談ください。
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