厚生労働省の「出生数、合計特殊出生率の推移」によると、2019年の出生数は約87万人であり、2040年には74万人までに減少する推計となっています。
このように日本の少子化は今後も加速していくと予想されることから、それに伴い労働力不足が深刻化していくでしょう。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-01-07.html
少子高齢化により労働人口が不足していくことは、もはや避けられない状況であり、企業も人手不足が常態化した社会を念頭に経営を行わないと存続が難しくなります。
また、政府も「働き方改革」など、労働者が適正な職場で就業できる仕組みの見直しや業務の効率化の推進を企業に求めていることから、人材確保には一層の取り組みが必要になるでしょう。
この記事では、企業の採用担当者が求人情報を作成するとき、「応募者を引きつける」ポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
採用活動の求人に際し考慮すべきこと
採用活動の根幹である求めている「人物像」を設定する
どんな人に入社してほしいか、なるべく具体的に「人物像」を設定することが大事です。
求職者が実際の働き方をイメージしやすいように求人内容を検討します。
求職者の目線で求人情報を作成し、応募者が「この会社で働きたい」と思うような内容にすることが最も重要です。
求人情報に記す自社のアピールポイントを整理する
自分たちの会社が求職者にアピールできるものは何かということも整理しましょう。
仕事内容や職場の雰囲気、各種待遇面など、求職者が魅力を感じてもらえるような情報にすると応募につながりやすくなります。
求人では社員とアルバイトの募集を一緒にしない
正社員とアルバイトの募集を1つの募集事項でまとめて行うことは避けましょう。
雇用形態が異なる両者をまとめて掲載すると、待遇などの情報が交錯してしまい正確に伝わりにくくなってしまいます。
採用活動において求人情報を作成するときのポイント
求人情報のタイトルに特色を出す
求人のタイトルがシンプル過ぎると、求職者の気を引くことはできません。
求職者が一番先に目にするタイトルで差別化を図ることは大変重要です。
タイトルに求職者が興味を引くようなキーワードを含めておくと、応募数増加につながります。
〈例〉
「販売スタッフ募集」×
「急募!コロナ渦でも賞与有、販売スタッフ募集」〇
採用に結びつく求めている人物像を表示する
情報に求めている人物像をわかりやすく提示しておけば、求職者にとっても自分の理想に合っているものだと理解されやすくなり、応募の意欲を高めることにつながります。
〈例〉
「事務職経験者募集」×
「パソコンのワード、エクセル基本操作のできる方歓迎」〇
求人情報では仕事内容を具体的に記載する
仕事の内容を紹介するときは、求職者がイメージしやすい表現を使用しましょう。
抽象的な文言や専門的な業界用語を使用してしまうと、求職者に取り組みやすいと思ってもらえず敬遠されてしまう結果になりかねません。まったく経験のない人から見ても、わかりやすい具体的な表現を心掛けることが大事です。
〈例〉
「一般事務」×
「パソコンでの伝票入力、勤怠表管理、資料作成」〇
求人情報では労働条件を明確に記載する
求職者が興味を示す求人情報を作成しても、労働条件が明確に記載されていなければ、求職者に不安を与えるばかりでなく、場合によってはトラブルに発展してしまう危険性もあります。
そのようなトラブルは、入社後に起こることが多いので気をつけなくてはなりません。
応募の判断につながる労働条件は極力明確に記載しましょう。
まとめ
今後も年々難しくなることが予想される人材確保。
人手不足を補うための求人では企業の利益にはなりません。
「どうしてもよい人材が応募してこない」「効果的な求人ができない」などのお悩みがある場合は、人材紹介会社に相談するのも有効です。
そんなときは、イーチリッチにお任せください。
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