今の会社を離れ転職することを決意した人の中には「年収を上げたい」という人もいるでしょう。
特に30歳前後の求職者は結婚や出産などがきっかけで、より待遇面で優れている会社への転職を考える人が多い傾向にあります。

そこで今回は、転職時に年収交渉をする際のポイントやタイミングを解説します。
いくら自分に能力があっても、適切な方法で交渉しないと断られたり悪印象を与えたりしてしまう可能性があります。
年収交渉を考えている方は、ぜひ一度目を通しておいてください。

転職時の年収交渉は可能なのか

転職活動の際、応募先の企業に提示された給与に関して交渉を行うことは基本的に可能です。
ただし、年収交渉をしても受け入れられるかはわからないということは、念頭に置いておきましょう。

「悪印象を与えるかもしれない」という理由で、転職の際に年収交渉をしない人もいるほどです。
伝え方に気を付けなければ「給与のことしか考えていない」と思われてしまう可能性は十分にあります。

とはいえ、しっかりと事前準備を行ってからタイミングを見極めて交渉すれば心配しすぎる必要はありません。
年収交渉を成功させるために、次に挙げるポイントは必ず押さえておきましょう。

転職活動においてスムーズに年収交渉をする際のポイント3選

ここでは、スムーズに年収交渉をする際のポイントを3つご紹介します。
これらは年収交渉をする際に必ず行うべき内容です。
「年収交渉をしたいけど方法がわからない」という方は、以下のポイントを意識して準備を行いましょう。

ポイント① 希望年収の根拠を示せるようにする

年収交渉をする際には、希望年収の根拠を示せるようにしておくとよいでしょう。
企業側は「希望年収を支払ってまで採用する価値があるのか」を判断しなければなりません。
その際に裏付けとなる実績やスキルをきちんと示すことができれば、受け入れられる可能性は高くなるでしょう。

なお、未経験業界・業種に挑戦するのであれば、前職よりも高い水準の給与を求めるのは控えた方がよいとされています。
その業界で即戦力となれるようなスキルを身に付けてから、転職を考えるのもいいかもしれません。

ポイント② 応募する企業の給与水準を把握する

いくら企業側が採用したい人材であったとしても、給与水準からかけ離れた金額での年収交渉はなかなかうまくいきません。
そのため、応募する企業の給与水準は事前に把握しておくことをおすすめします。

応募企業がさまざまなポジションでの募集を行っている場合、自分の希望するポジションだけでなく他のポジションの給与も確認しておきましょう。
給与の最低額や最高額が分かるため、給与水準内での年収交渉ができるようになります。

また、念のため、その業界の年収相場も把握しておきましょう。
応募企業があらかじめ提示している給与額が業界年収を比較し妥当であるか確認しておくことも重要です。

ポイント③ 希望年収は慎重に伝える

希望年収を伝える際は、慎重に伝えることを心がけましょう。
単刀直入に「年収は○○円ほしいです」と伝えるのは、不躾な印象を与えます。

交渉を成功させるためには、なぜその金額がほしいのか具体的な理由を示すことが必要です。

・今年から昇給したため、今年は年収○○円を超す見込み
・A社から年収○○円で内定が出ているが、御社の志望度の方が高いため同程度の金額だとありがたい

など企業側が納得できる理由を用意しておきましょう。

なお、希望年収は「○○円でなければダメ」というスタンスではなく金額に幅をもたせ、希望範囲内で受け入れられるよう工夫しましょう。

転職活動中に年収交渉をするタイミングも重要

年収交渉には事前準備が必要不可欠ですが、交渉のタイミングも重要です。
年収交渉をするのは、内定後のオファー面談時がよいとされています。

オファー面談とは、企業が内定者と入社に伴う契約をするために入社意志や雇用条件などを確認する面談のことです。
自然に給与や年収の話題になるため自分から話を切り出す必要がなく、自然な流れで交渉できます。

なお、年収交渉をする際は、メールや電話ではなく必ず対面時に行いましょう。
文面や電話口ではこちらの真意を伝えづらく企業側もニュアンスを受け取りづらいため、こちらの意思に反して悪印象を持たれてしまうリスクがあります。

まとめ

転職時に年収交渉をする際のポイントやタイミングを解説しました。
年収交渉はセンシティブな話題になるため、事前準備を怠ってはいけません。
入念にシミュレーションをして希望の条件での入社を勝ち取りましょう。

「年収交渉をしたいけれど、自分でするのはどうしても抵抗がある」という方は、人材紹介会社などを通して希望を伝えるのもよいでしょう。
ぜひ自分に合った方法で、年収アップを実現させてください。