人件費の削減方法は、どんな企業でも一度は検討したことがあるのではないでしょうか。
一方で「これ以上人員削減できない」「削減後の人手不足が心配」と諦めてしまっている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、おすすめの人件費削減方法3選をご紹介します。
今すぐ実践できる内容ばかりなので、人件費にお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

おすすめの人件費削減方法3選

人件費を抑える方法には、以下のようなものがあります。

● 業務のIT化で作業効率を上げる
● 非正規雇用労働者を検討する
● アウトソーシングを利用する

方法① 業務のIT化で作業効率を上げる

無駄な人件費は、多くの場合非効率な業務などが原因で発生します。
そこで、業務をIT化し作業効率を上げることで、人件費の削減をはじめさまざまなメリットを得ることができます。
たとえば、業務の自動化はIT化の最たる例です。自動化の具体例として、以下のものが挙げられます。

● コールセンターの自動応答
● 見積書・納品書・請求書などの作成
● セミナー案内
● 商品の在庫管理
● スケジュール調整
● 従業員の勤怠管理・給与計算

上記のような「情報が全てパソコン内にあるもの」「定期的に行い業務量が膨大なもの」「処理方法や判断規則が明確であるもの」などは、業務を自動化できる可能性があります。

自動化が進むと従来より短時間で業務を終えることができるため、残業代など人件費の削減や従業員のモチベーションアップなどの効果を期待できます。
さらに削減できた時間分コア業務に注力したり新たな業務に着手したりするチャンスも増えるため、業務のIT化はおすすめの方法です。

方法② 非正規雇用労働者を検討する

人件費の削減でよく取り入れられるのが、非正規雇用労働者を活用する方法です。
非正規雇用労働者とは、派遣社員や契約社員、アルバイトなどの雇用形態で働く人材のことをいいます。

正社員の人件費は売上や業績によってコスト調整することが難しく、毎月の固定費として発生します。
もちろんボーナスカットや残業をなくすことで削減する方法もありますが、それでは社員の離職やモチベーションの低下を招いてしまいます。

そこで派遣社員などの非正規雇用労働者を雇用することで、正社員よりも低いコストで必要な業務にだけ人材を投入することができます。
中でも派遣社員は一定以上のスキルを有した人材を確保しやすく、適材適所に配置できるメリットがあります。
求人広告や教育にかかるコストもカットできるため、全体的に人件費を削減できるためおすすめです。

方法③ アウトソーシングをする

人件費を削減したいのなら、アウトソーシングをするのもおすすめです。
アウトソーシングとは、社内の業務を外部の業者に委託することをいいます。

社員が受け持っている仕事をより安いコストで外注できれば、そのままコスト削減につながります。
また業務を外注したことにより手が空いた社員には、より利益に直結する仕事をしてもらうこともできます。

コスト削減をしながら利益を上げることができれば一石二鳥でしょう。
またアウトソーシングを専門としている業者は特定業務に精通していることが多く、社内で行うよりも効率的かつ高いクオリティの成果を出せる可能性があります。

たとえば、新入社員教育であれば、一般常識やビジネスマナーの教育は外部講師の方が専門性が高く比較的安い費用で依頼できることもあるでしょう。
このように、必ずしも社内で行う必要のない業務はアウトソーシングすることも検討するとよいでしょう。

人件費の削減方法はさまざま!今すぐにでも削減可能

おすすめの人件費削減方法をご紹介しました。
人件費は最も下げやすい固定費ですが、リストラや給料カットなど無理なコストカットはかえって業績悪化につながる恐れがあります。

無理な人件費削減で社員のモチベーションが下がれば、長期的に考えると経営状態が悪化するのは明かです。
賢く人件費を削減したいのであれば、利益を上げつつ人件費を下げる方法を考えましょう。

本記事でご紹介した方法はすぐに取り入れやすくおすすめなので、ぜひ参考にして人件費削減に取り組んでくださいね。