基本的に残業がなく重い責任を負う必要もないフリーターは、多くの若者にとって気楽で理想的な働き方です。
しかし、年齢を重ねていくうちに「このままでいいのだろうか」という考えがよぎることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、フリーターの就活が厳しいと言われる理由や就活の攻略法を解説します。
● フリーターのままでは将来が不安
● 就職先が見つからずフリーターをしている
● フリーターでも就職できる方法を知りたい
上記に当てはまる方、自分の雇用形態に不安・不満がある方や正社員での就職を希望している方は、ぜひ目を通してくださいね。
フリーターと正社員の違い
まず、フリーターと正社員の違いについて説明します。
何か目標がある、独立に向けて動いているなどの場合フリーターの働き方は都合がいいですが、そうでない場合はデメリットにもなります。
特に、以下の3点は正社員との差が顕著で、人によっては不安要素になり得ます。
● 収入面の違い
● 待遇の違い
● 社会的信用の違い
収入面の違い
正社員の方がフリーターよりも収入が高くなる傾向にあります。正社員と正社員以外の平均年収を比較すると、30~34歳では
● 正社員の賃金が約283万円
● 正社員以外(フリーターなど)の賃金が約207万円
となっており、約76万円の差が生まれていることがわかります。
参考:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html
待遇の違い
正社員の場合待遇面においてもフリーターと大きな違いがあり、以下のようなメリットがあります。
● 昇給がある
● ボーナスが支給される
● 住宅手当や退職金などの福利厚生が手厚い
● 雇用が保障されている
また有給休暇はフリーターでも取得する権利がありますが、正社員と比べて取りづらいという側面があります。
社会的信用の違い
正社員とフリーターでは、社会的信用にも差があります。
日常生活で考えられる影響は、以下の通りです。
● クレジットカードがつくれない
● ローンの審査が通らない
● 賃貸契約ができない
また、フリーターは世間からの風当たりが厳しいという現実もあります。
フリーターの就職が厳しいと言われる理由
フリーターと正社員の違いを理解し、就職したいという気持ちになった方も多いでしょう。
そこで心配なのが「フリーターの自分でも雇ってくれるのか」ということです。
一般的に、フリーターからの就職はスムーズにいかず厳しい印象があると思います。
理由として、主に以下が挙げられます。
● 年齢で落とされる
● 企業側がブランクやパーソナリティを懸念している
● 自分で諦めている・本気で就活していない
しかし、これらはあくまでも一般論であり、自分の就活への取り組み方次第で解決できるものでもあります。
就活の進め方は、次で説明する就活攻略法を参考にしてみてください。
フリーターにおすすめの就活攻略法2選
ここでは、フリーターにおすすめの就活攻略法を2つご紹介します。
● 早めに就活を行う
● 就活支援サービスを利用する
早めに就活を行う
年齢が20代までであれば、今の内に就活を行っておくことをおすすめします。
労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査では、フリーター期間が短いほど就職率が高くなることがわかっています。
参考:労働政策研究報告書No. 199大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」
https://www.jil.go.jp/institute/reports/2017/0199.html
フリーター期間が短いということは、年齢も若いということ。
企業はキャリア形成がしやすい若者を積極的に採用する傾向にあるため、20代までの方は「若さ」という武器が使える今の内に就活を行いましょう。
就活支援サービスを利用する
フリーターからの就職に自信がない人は、就職支援サービスを利用するのもおすすめです。
就職支援サービスには、以下のサービスなどが挙げられます。
● ハローワーク
● 就職エージェント
● 人材紹介会社
これらの就職支援サービスでは求人情報を取り扱っており、希望条件に合った企業を紹介してくれます。
「どんな仕事が向いているのかわからない」という方でもカウンセラーとの面談を通して自分の適職を探せるため、入社後のミスマッチも防げます。
イーチリッチでは豊富な案件数と担当カウンセラーによるヒアリングで、ライフスタイルに合わせたお仕事紹介が可能です。
企業との面接日程の調整や雇用条件の交渉も代行できるため、一人では大変な就活も手厚いサポートを受けながら進めることができますよ。
フリーターの就活はやり方を工夫すれば怖くない
フリーターの就活が厳しいと言われる理由や就活攻略法を解説しました。
職歴がなかったりブランクがあったりすると、つい負い目に感じてしまいますが、就職支援サービスを利用するなどやり方を工夫すれば十分就職は可能です。
自分一人の力だけで就活を進めるのではなく、ぜひさまざまなサポートを最大限利用して効率的に正社員を目指しましょう。