面接時に重要なことは、面接官の質問の意図を素早く汲み取り適切な回答をすることです。
的外れな回答ばかりですと質問の意図が伝わらないと見られてしまい、コミュニケーション能力が疑われてしまいます。
また、新卒者の場合と異なり中途採用の場合は、過去の経歴など人にあまり聞かれたくないような内容の質問もありますが、面接官に好印象を与えるには、質問の内容をよく聞き、誠意を持って答える姿勢を見せることでしょう。
この記事では、転職時の面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。
転職時の面接の流れ
転職時に限らず、面接を受ける場合は誰でも緊張するものです。
まずは、面接の流れを再チェックしてポイントを把握しておきましょう。
入室
面接室への入り方と着席までの手順を説明します。
・ドアを3回ノックする
・面接官の「どうぞ」という声が聞こえたら入室
・声がかからないときは、再度ノックする
・ドアを開け、面接官と目を合わせ「失礼します」と挨拶し一礼する
・ドアが右開きであれば右手、左開きであれば左手で体全体が正面を向くようにドアを開ける
・面接官に自分の背面を見せないように、やや斜め立ちの位置で静かにドアを閉める
・椅子の横に姿勢よく立ち、「どうぞお掛けください」と言われたら一礼をして静かに着席する
面接
面接は、自分のアピールポイントを十分活かせるように以下の点に留意しましょう。
・礼儀正しく振る舞う
・正しい敬語表現で発言する
・質問されているときは面接官の目を見て聞く
・回答するときも面接官の目を見て答える
・質問には簡潔明瞭に答える(1~2分が標準)
退室
面接が終了してほっとする場面ですが、会社を出るまでが評価の対象ということを意識して、最後まで気を抜かないでください。
・面接終了の合図でお礼の挨拶を述べ、着席したまま一礼する
・椅子の横でまっすぐ立ち「失礼します」と深く一礼する
・ドアの手前で振り返り、面接官にもう一度一礼
・背面を見せないように斜め立ちの位置でドアを静かに開ける
・下を向かないよう面接官の目を見て退室する
転職の面接における質問例と対策
中途採用の面接でよく聞かれる質問と対策を紹介します。
自己紹介(PR)をしてください
この質問に対しては趣味や特技などプライベートな話題ではなく、仕事について話しましょう。
前職でどんな仕事をしていたか、成果を出すためにどんな努力をしたかなどを答えるといいでしょう。
前職を辞めた理由を教えてください
転職の理由については、あまり言いたくない場合もあるかもしれませんが、正直にきちんと話すことが重要です。
ただし、前職の会社や人間関係の批判はNGです。
ポジティブな内容に言い換えて話すことが肝心です。
なぜ弊社を転職先に選んだのですか
この質問に対しては「絶対に御社で働きたい」という熱意を答えられるようにしておかなければなりません。
面接官は、自社への入社意欲の本気度を見ています。ここで曖昧な回答や遠回しの表現をすると大きなマイナスポイントとなりますので特に注意です。
もっと転職の面接通過率を高めたいときは
もっと面接のコツをつかんで通過率を高めたいときは「転職エージェント」の利用をおすすめします。
転職エージェントとは、いわゆる人材派遣会社とは異なり、求職者の要望に合った就職活動をサポートしてくれる会社のことです。
ただ単に就職先を斡旋しているだけではなく、専門アドバイザーが面接の準備、履歴書の書き方、内定後の入社までの調整など、転職に関わるさまざまなプロセスで適切なアドバイスをしてくれます。
また、求人をしている企業側の要望している人材像の情報も持っていることから、転職先を探すにあたりミスマッチが起こりにくいのも特徴です。
まとめ
長引くコロナ渦で現在の会社の先行きに不安を感じている方も少なくないでしょう。
「この時期に転職して大丈夫だろうか」「転職したいが就活に自信がない」などのお悩みがある方は、ぜひ一度イーチリッチにご相談ください。
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